2015年01月10日
『滋賀大うちごはん農園』第2シーズン終了。

今日開催した料理スクールで、2年目のプログラムが終了しました。
『滋賀大うちごはん農園』は、主に滋賀大生を対象に、
野菜を「自ら育て、自ら食す」ことにチャレンジして、
真の生きる力を養おう!ーーーという滋賀大学のプロジェクトです。
わたしは、野菜づくりを担当する
菜園インストラクターとして関わっています。
滋賀大は、親元を離れ、ひとり暮らしを始める学生が多く、
それに、
これまでの学生生活の多くを受験勉強に費やしてきた子も多いと思っています。
そんな学生たちが、土にまみれ、ちっとも思い通りにならない野菜づくりを
経験することは、
これから社会人として歩んでいく上で、必ず良い影響を与える…いえ、
与えられたらいいなあ…と、思っています。
最近、食品の異物混入が世間を騒がせていますが、
この事は、消費者と生産者があまりにも離れ過ぎてしまった今の時代の、
大きな影だと思います。
生産者が製造物責任を果たす事は当然ですが、
その度合いが、著しく消費者寄りになってしまうことに、一抹の不安を感じます。
お互いの立場を理解し、相応の責任を分かち合うことが、健全な社会のあり方だと思います。
そういう意味でも、「自分で自分の食するものを生産してみる」という経験は、
とても大事なことだと思うんですよね〜。