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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年04月18日

弱音を吐きます!


ボク、実は弱い人間でして。

えっ、知ってました?(笑)

2011年の7月から、

正真正銘

「金なし、コネなし、農地なし…おまけに経験ほとんどなし」

で農業の道を歩み始めました。

がむしゃらに動いて、色んな人に助けられて、

なんとか必要最低限の投資で、

農地を確保し、農業者の端くれになりました。


ただ、これは当初からですが、バリバリの農業生産者ではなく、

暮らしの中に『農』という要素が大事で、『農ある暮らし』を広めたい…

ということが自分のやりたいことなんです。

そのために、

具体的にどういう事業を展開していけばいいのか…

正直今見えていません。悩んでいます。

アイデアが無いわけではありません。

その実現力を持ち合わせていないんだ…と思います。


農業は、単に農地があればできるわけではなく、

道具、施設、資材などインフラ整備が必要で、

しかも、収益率が低く、多くの農業者は補助無しに成り立ちません。

そのことは、もちろん始める前から分かっていましたが、

身をもって経験して、想像以上であることをまざまざと突きつけられました。

きっと既存の農家の方々は、そのインフラ蓄積があるから、

やれてる部分もあるのかな…と思ったりします。

賢明な方は「そんなんわかってて始めたんでしょ!」と言われて

おしまいですよね(笑)。



そういう意味でも他産業とのコラボや半農半Xを模索してる…つもりなんです。



そんな志とは裏腹に、

エネルギー源が底をつき、現状打破に悶々としております。



「好きなことをしてるんだから…」

「直ぐに結果は出ないよ…」


全くその通りです。

よく言われます。


ただ、現状では、

やっぱり大規模に生産しないにしても、

それなりのさらなる投資をしないと生産において、

収益を上げることが出来ません。

正直、その投資にも躊躇しています。


それにしても桁違いですよ収益の低さは!


他の職種に比べて桁違いに低い収入は、

この3年半でジリジリとボディーブローのように効いてきました。


今までのボクは、ポーカーフェイスで、

人に弱音を吐くようなことはしなかった。

格好つけなんですね(笑)

この3年半で、

ずいぶん自分をさらけ出せるようになったかもしれませんね。

それが、一番の成長点だったりして(笑)



ビジネスセンスも無いし…

仲間づくりも下手くそだし…


誰か、相談に乗ってください(笑)

ヘタれのニシムラケンジでした(笑)






  


Posted by レイクサイド・ビジュー at 08:47Comments(0)

2015年04月10日

日曜日は、長浜で『縄の市』に出店します!



ご縁があって『縄の市』に出店します。

端境期なので、野菜ありません(笑)

今回は、皆さんのお力を『総動員』して参加しますーーf^_^;)

くまくまベーカリーさんの自家製ホットドック

ABUSAN’s CAFE さんの淹れたてサイフォンコーヒー

あぐりきっずさんの有機無農薬近江米『みどり豊』の焼きおにぎり
(水谷醤油醸造場さんのだし醤油ががまた合います♫)

そして、

多賀の杉の子作業所さんの花と野菜の苗も販売させて頂きます!




皆さんあってのレイクサイド・ビジュー『旬や』、

たぶん、超マイペースでやってると思いますので、

お気軽にお立ち寄りください。ませませ!



あっ、ありましたビジューファームのカリフラワーの

カレー風味ピクルス。出します(笑)
  


Posted by レイクサイド・ビジュー at 20:43Comments(0)

2015年04月08日

『物事には、順序というものがあるんです。それが大事なんです。』


昨年の11月末、

『焼畑でしか作ることのできない「余呉の伝統野菜・山カブ」に出逢おう』

というイベントに参加しました。

実際の焼畑を見学し、実際に収穫させて頂いたり、

滋味溢れる山カブのフルコースを堪能させて頂きました。



イベントの初めに、余呉(滋賀県長浜市)で焼畑を60年続ける永井邦太郎さんのお話を伺いました。

焼き畑農業の継承者としては、滋賀県唯一と言われている永井さんの

『想いを貫く強さ』はとても勉強になりました。


そのお話の中で、永井さんはさらっと仰られたのですが、

スゴく心に残った言葉がありました。



『物事には、順序というものがあるんです。それが大事なんです。』



焼畑は、単に山カブを作るためだけにやってるんじゃない。

10年という長いスパンで、養蚕の為の桑の木を育て、

木が古くなって更新のために切り倒して焼畑をし、

すぐに新芽は出て来ないので、カブを栽培し、次の年にエゴマやそばを育て、

次の年にやっと桑の新芽が出てくる…。

そのサイクル、循環が大事で、その過程のひとつが、山カブなんだと。



『焼き畑』=『山カブ』じゃない。



この話を伺った時、

自分も含めて現代人が、物事の一面しか見られていない…

そんな傾向になっているんじゃないかって、ハッとしました。



現代は、結果を求めるあまり、よいとこ取り…おいしいところだけを切り取ったり、

時間を短縮すること・効率化することを良しとしてきました。



私も、そういう事をいっぱいしてきましたが、

正直、そのことによって得られるものの『薄っぺらさ』

を感じることがあります。



これでいいのかな…。




今、世の中のいろんな議論が、そんな傾向にあるような気がします。


それぞれの利害の範ちゅうでしか見られていない。


もっと、本質的なものが見られてないんじゃないか?…

そんな不安を感じます。




少し長い時間軸で見れば、

『現在』は、『過去』があって『未来』に繋がっている。

過去現在未来。

昔のことばかりこだわってちゃいけないし、

今さえ良ければ良いってもんじゃない、

過去現在を無視して未来は語れない。



過去を踏まえて、未来を見据えて、今を生きる。



そんな視座・生き方が大事じゃないかな…。


去年の初冬のことですが、

永井さんの何気ない一言が、今も印象に残ってます。


  


Posted by レイクサイド・ビジュー at 08:56Comments(0)

2015年04月05日

種を蒔くとき。


これは、先日ヨーロッパに行った時に買った、

家庭菜園用の種です。

キュウリに、キャロットに、ミニパプリカに、バジルに、黄色インゲン…。

確かオーストリアの地方のスーパーで買いました。

この時ばかりは、ヨーロッパに居ることを忘れましたね(笑)

楽しかった(^^)

種を選ぶ時が、一番楽しいんですよね。

あれもこれも作りたくなる!



初めて野菜を育てた時、

『自分の蒔いた種が、実になる…』

という経験は、今までにない感動でしたね。

まあ、農業をやろうと思った原点ですね。




ちょうど今、時期的に『種を蒔くとき』です。

私も今、コソコソといっぱい種蒔いてます(^_^)

コレをやんないと、夏から秋の収穫はありませんから(笑)

種蒔いて、生命産み出さないと始まらない!



現代の消費社会では、

『消費者』あっての『生産者』って言われますけど…

『生産』あっての『消費』が、やっぱ基本ですよね。



ちょっと話が飛躍しちゃいましたかね(笑)




今、日本は人口減少局面に入って、これから加速度的に減って、

未知なる世界へと突入していきます。

大げさではなく、逃れられない事実。

どんな社会になるか、

どんな社会にしていくのか、

本当に考えていかないと…と真面目に思っちゃいます。



前回ご紹介した村上さんの著書で引用されていた文章が、

とても心に刺さりました。

…アフリカのセネガルでは、厳しい自然条件によって収穫が十分でなかった年には、
現地フランス語の「Soudure(スディオ)」が必要とされます。
直訳すれば「溶接(つなぎ合わせる)」という意味ですが、
転じて、セネガルでは「翌年につなぐ」という意味で使われているそうです。
つまり、どんなに今年の収穫が悪くても、
それが期待できない乾季ののあいだ、家族が飢える寸前でも、
子供や妻を重労働に外に働きに出してでも、
自らが遠くへ出稼ぎに出ても、何をしてでもなんとかしのいで、
最後の最後まで、
収穫の一部分である来年に蒔くための「種」には手をつけてはならない…




未来がとっても不透明な今の日本に、

「Soudure(スディオ)」の考え方は、

存在するのでしょうか…。






自分たちが生き延びるためじゃなく…

『次世代につなげる』種を蒔く…

少なくともそのための土壌(環境)を整える…

そんなオトナでありたいですね。













  


Posted by レイクサイド・ビジュー at 18:17Comments(0)野菜・果樹の生産販売コミュニティービジネス