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2014年03月09日

のっけの、『考えなさい!』の一言が効いた。

のっけの、『考えなさい!』の一言が効いた。
自称『里山資本主義者』としては、

提唱者の藻谷さんの生の話を聞かないわけにはいきません(笑)。

ということで、私は今日の午前中のルッチ大学公開講座を聴講

させて頂きました。

やっぱり、共感できることが多かったです。




中でも、私の記憶に残ったのは、講演の序盤のたわいも無い出来事でした。


講演会のセッティング(照明やプロジェクター)が、

演者である藻谷氏の思う通りに、なかなかならなかった時のことです。

おそらく、お決まりのセッティングがなされていたのでしょうが、

それが、演者によって変わる・変えるということを全く想定されていなかった。

そのことに対して、藻谷さんは、冗談ぽく

「考えなさい!」とおっしゃいました。

それが大事、というニュアンスで。


決まり切ったこと、今までのやり方、を何の疑いもなく踏襲する。

それ以外にない、それが全て、という言わば、思考停止状態になっている。



ボクは、今、その傾向が強まっているんじゃないか…と、感じていました。



話は変わってしまうかもしれませんが、

私が挑もうとする農業の世界は、まだまだ既存のやり方以外受け入れられません。

今、農業は、追い風が吹いているように見えるかもしれません。

6次産業化なんて言葉が流行ってますしね。

でも、現実は、

新規に就農する者でさえ、

多様な農業のあり方・やり方は、まず認められません。

「今までの農業のやり方」にハマってないと、許可されません。

そうなると、私のような「非農家」の人間が、農地を確保するには、

「今までの農業を踏襲しまーす!」と言わないと、

「じゃあ、農地の権利移転を許そう」ということにはなりません。


たとえ、

現状何も生み出していない農地(耕作放棄地など)を借りたいといっても、

その農地を使って、すぐに生計が成り立つ程の生産を行わないと許されません。

時間的猶予もなければ、様々なチャレンジをすることも、許されない。

そんなハードルの高さで、これからの人達が農業を目指せるかっ!

って、思わずぼやきたくなります。


どうしたら、将来の農業の担い手を増やせるか、

本気で「考えなさい!」


私には、

藻谷さんの言葉が、そう聞こえました。




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Posted by レイクサイド・ビジュー at 19:58│Comments(0)コミュニティービジネス
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